【筑波山発】前号に引き続き、インターコム社長の高橋啓介さんが登場する。彼の初山行となる筑波山に登ったときの様子を伺った。JR土浦駅に始まる「つくばリンリンロード」は旧筑波鉄道の軌道敷跡を利用した、全長40kmの自転車専用道路だ。平地から清楚に盛り上がる筑波山は、その中間地点にある。

▼高橋さんが一念発起して、ダイエットを目標に掲げた。社員全員で健康になろうと願って、社内に『インターコム ワンダーフォーゲル クラブ』(略称IWC)を創設した。筑波山の山頂で撮った写真には中高年八人衆の元気な顔がある。山の標識の左側が高橋さん、右側は常勤監査役の大炊良晴さん(PCAの前社長)だ。皆さん、楽しそうで何より。山登りは初めてなのかどうかを尋ねた。「も~ちろ~ん」。体重が重いと山登りはつらい。高橋さんは恰幅がいい。少しは訓練してから登ったのだろうか。「ぜ~んぜん。それでも前の日に少し平地を歩いたかなっていう程度」と威勢がよい。筑波山は相似峰が美しい。西の尖がりが男体山で標高871メートル、東側が女体山で877メートル。女が男の上背に勝っている。カカア天下の土地柄なのか。頼もしい限りだ。

▼それはさておき、麓からだと、標高を目一杯登ることになる。1時間で標高300メートルを登る計算からすると、登りは3時間だ。この山はロープウェイがある。それを承知で、歩きで登ったのかを聞いた。「も~ちろ~ん。頂上まで歩いて登りましたよ」。結構、つらかったでしょうと、水を向けると、「大炊さんは強いね。僕は途中から苦しくなってね。ふぅふぅ言いながら、それでも、登りましたよ。えらいでしょー」。ただし、下山は、ロープウェイだ。「下山の時刻が遅くなっちゃいましてね。土浦から車が渋滞して、登り始めたのが昼近くなって」。言い訳にも聞こえたが、継続は力なりだ。近日、IWCのクラブ・フラッグができる。お披露目は12月13日、第2回目の高尾山の山行だ。インターコムの中高年はあと1年もすると、体型も変化して、生き生きはつらつすること、間違いない。山に行って元気をもらうのがよい。山仲間には化け物のように元気な中高年がいるのだから。(BCN社長・奥田喜久男)