●2005年5月23日 vol.1089 8面にて報道

 通信機器の受託開発製造メーカーとして1984年に設立された旧本多エレクトロン。2000年代前後にはコンシューマ向けパソコン用データ通信カード領域で一世を風靡していた。その同社は04年6月、当時モバイル事業で名をあげていたインデックスの100%子会社(現ネットインデックス)になった。週刊BCN(05年5月23日号)では、その1年後に取材して、「SIビジネスに進出」と、新規ビジネスに参入することを特ダネで報じた。

 この年、SIに参入するため「システム開発専門の組織」を立ち上げている。同社で言う「SI」とは、「通信カードを使ってパソコンやPDA(携帯情報端末)から外出先でも社内イントラに接続するシステムを構築し、CRM(顧客情報管理)をつなぐ」というもので、携帯電話の法人利用拡大が予想されていた頃だけに、新たな市場を開拓するうえで当然の選択だったと思われる。

 いまでこそ、端末の高機能化や通信環境の向上などで携帯電話やミニPCなどを含めモバイル端末の法人利用は「ビジネス上の重要なツール」と認識されている。だが、当時は苦戦しただろう。同社の「システム&サービス事業」はいまも伸び悩んでいる。(谷畑良胤)