●2005年6月27日 vol.1094 8面にて報道

 いまやSaaS/クラウドサービスの世界的な先導役である米セールスフォース・ドットコム。同社の日本法人は2005年1月期、当時「ASP型」のサービスで前年度同期比で3倍の売上高を達成した。その前年4月に就任した宇陀栄次・現社長は、週刊BCN(05年6月27日号)で単独取材に応じ、「ユーザーを増やすために幅広くパートナーを開拓する」と、微妙な表現ながら、他社製品とのソリューション展開する現在の基礎を築く考えを明らかにしていた。

 当時、同社のCRM(顧客情報管理)「Salesforce CRM」は、ディストリビュータ経由をメインに販売展開していた。現状から脱皮して「次の成長ステップ」へ移るために、「他社システム、サービスと当社製品を組み合わせて提供する」(宇陀社長)と、本紙で初めて、その先のSaaS展開の戦略を明らかにしたのだ。

 この時、その第一弾としてKDDIとの業務提携を発表。携帯電話サービス「au」を使って同社アプリケーションを利用できるようにした。また、宇陀社長は「ASPサービスは、現状の100倍になる」と豪語。当時は眉唾と感じたものだが、現段階ではそれ以上の市場が見えている。(谷畑良胤)