●2004年4月19日 vol.1036 9面にて報道

 翼システムの帳票事業部門が分離・独立し、2004年3月に誕生したウイングアークテクノロジーズ。週刊BCN(04年4月19日号)では、初代社長で現任の内野弘幸社長に就任早々、単独インビューした。ここで内野社長は「5年をめどに株式の上場を視野に入れる」ことを初めて公にし、短期間に急成長することを明言した。

 翼システムの事業部だった当時は、中小の自動車整備業をメインユーザーとして直販していた。しかし、独立とともに大規模ユーザーを対象にしてSIerとの関係性を強めた。いまや帳票ソフトウェア領域では、押しも押されもせぬトップベンダーに。最近はSaaS型サービスを引っ提げて、中小企業全般へも舵を切り始めている。

 内野社長はしばらくの間、口を閉ざしていた「IPO(株式上場)」を表明するようになった。現在まで冒頭の宣言は果たせていない。しかし、NECやリコーの資本参加を相次いで受け、設立当時に出資比率が高かった投資会社の比率を下げて、IPOの準備が着々と進む。

 08年2月期の売上高は83億円。内野社長の言質は取ってはいないが、この不況から回復したあたりで実現する可能性は十分にある。(谷畑良胤)