
▽…総務省の情報通信審議会で議論されている通信事業者の接続料について、NTTドコモの山田隆持社長は、「各社でばらつきがある。考え方を統一していきたい」との意向を示している。
▽…接続料とは、ユーザーが事業者をまたいで通話する際、事業者間で発生する通信料金のこと。ユーザーに対して課金を請求する側の事業者が支払額を設定することになるのだが、計算方法のルールが事業者によって異なっている。ユーザーは、目に見えない接続料が加算された通話料金を支払っていることになる。ルールの共通化により、固定電話から携帯電話への通話、携帯電話同士の通話料金を現状より安くすることが議論の狙いだ。
▽…「事業者間でコストに差が出ているのはおかしい」と山田社長。現状、ユーザーが高い通話料金を支払っているのであれば、接続料の透明性を高め、早急にルールを統一しなければならない。(佐相彰彦)