●2003年2月3日 vol.976 8面にて報道

 パソコンが伸び盛りの頃、NECは「VALUESTAR」や「LaVie」「VersaPro」など、複数の自社パソコンブランドを統廃合することを検討していた。週刊BCN(2003年2月3日号)では、当時の社内カンパニー、NECソリューションズの片山徹常務(現・NECフィールディング顧問)から直接この情報を得て、観測記事を掲載している。

 結論からいうと、この統廃合は現段階でなされていない。「ブランド認知度調査を見ても、ソニーのVAIOなどに比べて認知度が低い」(同)ため、従来のブランドにこだわる必要はなく、新ブランドを立ち上げて一気にブランド浸透を進めようとしていたようだ。

 この検討には、もう一つ理由がある。個人向けブランドの「VALUESTAR」などが、企業向けに相当数入っていたため、当時のブランド戦略は「上手くいっていない」という社内外の声を受けての議論があったと思われる。

 先日、NECのISP「BIGLOBE」と富士通の「Nifty」が提携すると報道された。ブランド検討当時、ビッグローブを核にパソコンを含めたブランド立ち上げも狙っていたが、いまだからこそ現実味を帯びそうだ。(谷畑良胤)