●2004年6月21日 vol.1044 9面にて報道

 2007年8月、初となる自社開発レーザープリンタの新ブランド「JUSTIO(ジャスティオ)」を立ち上げたブラザー工業。省スペースと高機能を売りに家電量販店のページプリンタ部門で「BCN AWARD 2009」を獲得するなど、好スタートを切ることに成功した。主力領域は「SOHO」。店舗のバックヤードなど、狭いスペース向けの製品として販売展開している。

 一方で、同社の販売会社であるブラザー販売は、週刊BCN(04年6月21日号)で筐体販売に加えシステム構築力を充実させ、「中堅・大企業の新規顧客獲得を目指す」と、本紙単独取材で明言した。

 製品の低価格化の影響を受けにくいビジネスモデルを築こうと、一部で実績を上げていたソリューション提供を拡大する目論見だった。このため、代理販売できるSIerを30社程度獲得するとまで意欲をみせていたのだ。

 しかし、SIer開拓はうまくいかず、現在は「スモール・スペース」を主戦場にする戦略に原点回帰。その領域をさらに拡大するため、従来のディストリビュータ経由や店頭販売に加え、全国展開するために事務機ディーラーの開拓に動いている。(谷畑良胤)