今年10月中旬、シスコシステムズは「DATA Center 3.0」に関する記者会見を開いた。コンセプトは、次世代DC(データセンター)を実現するというもの。2007年から提唱している。この記者会見で石本龍太郎アーキテクチャ&テクノロジ事業統括マネージングディレクターは、「多くの業界で支持を得ている」と自信をみせた。

 石本氏は「DATA Center 3.0」を国内市場に広めるためにシスコに入社し、今のポジションに就いたわけだが、「当社に入ってから約1年が経過した…」と感慨深げだ。かつては、ブロケードコミュニケーションズシステムズなど競合メーカーの社長だっただけに、シスコで業務を遂行しているからこそ出た言葉なのではないか。

 ただ、愛社精神が強過ぎるのも問題がある。「当社の製品はすべて優れているが、なかでも非常に使いやすいものがある」と、国内市場で未投入の製品を思わず漏らしてしまったのだから。(佐相彰彦)