6月18日、中国・上海市の浦東にある蘇寧電器浦東第一店1階に、同社の傘下にある日本のラオックスが「MUSICVOX」という楽器量販店を開きました。203坪の広い店内には、100を超えるブランドの楽器が並んでいます。
ラオックスが蘇寧電器の傘下に入ったのが昨年6月。ちょうど一年が経ち、ラオックスは中国資本とのパイプを生かした展開を積極化しています。日本国内では、店頭市場環境が厳しいなかで、4月に2店舗をオープンし、徐々に上り調子になってきたようです。
これと並行して、ラオックスは蘇寧電器内にインショップのかたちで、ここ3、4年で100店舗を開設するということです。テーマは「ジャパニーズ・ライフスタイル」。日本で人気のあるよい商品を、中国で売るのです。
さくらやの失敗がそうであるとおり、国内に活路を求めて国内量販店と連携し、閉塞感が漂う国内市場を開拓するより、旺盛なコンシューマの需要を期待できる中国の大手量販店と組むほうが成長性を感じます。
ヤマダ電機やベスト電器も日本の量販店方式で中国進出を計画中です。日本の家電メーカーもまた同じ。中国市場を睨むかたちで、家電量販店市場では、激烈な戦いが始まっています。(谷畑良胤)
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ラオックス 社長 羅怡文 日中の両市場で伸ばすメールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.7.2」より