中国の自転車シェアリングが、海外進出を加速させている。摩拜単車(mobike)は6月22日、日本子会社の設立を発表。福岡市と連携しサービスを提供するという。

 mobikeは、3月にはシンガポールでサービスを開始。英国進出も発表した。登録ユーザー数1億人を誇り、この1年間で中国人の生活を一変させた同社。しかし、日本での成功は容易でない。
 
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5月にシンガポールでみつけたmobike。中国ほどの勢いでは普及していない

 新たなビジネスを試しやすい中国と違い、規制が多くリスク排除を重要視する日本では、駐輪スペース整備などの想定される課題を未然にクリアしなければならない。中国のように、一か所に百台規模の自転車が無造作に放置され、通行の妨げとなって社会問題化するような事態は許されないのだ。こうした課題を一つひとつクリアしながら事業を進めるのには時間がかかる。現に、日本ではドコモ・バイクシェアが一部地域でサービスを提供しているが、中国ほどの勢いでは普及していない。日本市場の開拓は、mobikeにとって新たな挑戦といえる。