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日々を彩る、珠玉の言葉

 本書は、過去に登場した広告コピーを365日分、厳選した名言集だ。冒頭にあるように、広告コピーとは、「ある商品や企業の魅力を伝えるために考えられたもの」。ただ、ほとんどの広告は一定期間しか見られない。幸運にもそのコピーに出会い、心の琴線に触れる。そして、商品を手に入れたいと思う。消費意欲はそうやって高まるのかも。そう考えると、コピーの存在意義は大きいと実感する。

 本紙の発行日である2月26日は、どんなコピーが。本書を開くと「不幸があるって、けっこう幸福だったり
して。」

 ベルギービール専門店「ベルジャンビアプラス ドルフィンズ」のポスターで使われたコピーである。日本語で「不幸」という名前のビールが飲めるお店だという。なるほど。だが、その背景を知らずにコピーだけ見ると、日常の幸せに気がつくような、思わずはっとしてしまうメッセージに感じられる。こうしたコピーが一年分。日々を彩る言葉に溢れた一冊だ。(宙)
 
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『毎日読みたい365日の広告コピー』
WRITES PUBLISHING 編(1850円+税)