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DLTの有力プレイヤーの入門書

 大騒ぎになったコインチェックのNEM流出事件は、まだまだ終着点がみえない部分もあるが、3月12日にようやく被害対象となったユーザーへの補償が行われた。さまざまなレベルで大きな議論を巻き起こしたこの事件だが、仮想通貨の基盤となる仕組みそのものへの攻撃が成功してNEMが流出したわけではないことは、事実として認識しておくべきだろう。

 本書は、そんな仮想通貨、DLTの世界の有力プレイヤーの一つである米リップルについての入門書だ。著者は、日本のリップルコミュニティの有名人。公開しているプロフィールは、「音楽の夢を諦めて家業の町工場を継ぎ、17年5月に仮想通貨と出会い、Twitterのリップルコミュニティに参加するようになって知識を得た」というもの。あとがきでは「ポジショントークのようになってしまった」としているが、投機対象としての仮想通貨だけでなく、リップルが目指すビジネスのあり方や社会変革の志を、幅広く、平易に解説している。(壁)
 
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『仮想通貨リップルの衝撃』
四條寿彦 著
GiantGox 監修
天夢人 刊(815円+税)