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▼顧客企業から「○○さんに頼みたい」とエンジニアを指名してくることは、よくある話だ。SIerによっては優秀なエンジニアを特定の顧客に専有されるのを嫌がる向きもあるが、エンジニア個人のキャリアを考えると悪いことばかりではない。

▼1984年に大学を卒業して以来30年余り。生産管理システムの設計・構築一筋で取り組んできた知人が昨年、フリーのコンサルタントとして独立した。郊外にある顧客の工場の最寄り駅まで行くと、担当者がクルマで迎えに来てくれるという。このレベルまでくると「先生」と呼ばれるようになる。

▼かつて「プログラマ35歳限界説」がまことしやかに語られていた。ソフト開発がそれだけ創造力を求められることへの比喩だが、キャリアの寿命は考え方次第でいかようにも延ばせる。

▼実際、最先端のAIアルゴリズム開発など、限りなく研究職に近いキャリアを歩むか、ITを活用した企業の経営課題を解決するのか、さまざまな選択肢がある。「人生100年時代」といわれるなか、後半生に「先生」と呼ばれるのも一つの道だ。(寶)