▼西暦2000年頃、ITベンチャーの集積地だったビットバレー。東京・渋谷から、渋いのビターと、IT関連用語のビットにかけて、ビットバレーというわけである。米西海岸のシリコンバレーにあやかったネーミングであることは想像に難くない。

▼渋谷はオフィスの賃料が高騰したため、ITベンチャーの集積地が五反田に移動し、最近では“五反田バレー”と呼ばれている。渋谷は再開発が進み、グーグルの日本オフィスの移転予定など、ビットバレー復活のムードが出てきているが、往時の勢いをどこまで取り戻せるだろうか。

▼渋谷で開催されたAIの勉強会に参加したところ、参加者の4分の1が日本語を話せない外国人エンジニアだった。日本は暮らしやすいという。多彩な人材が集まれば、シリコンバレーのように自然と盛り上がる。単なる復活とは違う、新たな時代を担うビットバレーに期待したい。

▼編集部のオフィスは、東京・神田の商店街にある。神田カレーグランプリが開催されるほどのカレー店の激戦区。ITベンチャーの雰囲気はないが、いずれは渋谷から半周まわって神田にくるかもしれない。そのときには“神田バレー”グランプリを開催するとしよう。(風)