▼4月1日はエイプリルフール。年に一度、ウソが許される日である。ジョークとして受け流してもらえるような気の利いたウソをつきたいところだが、これまでの人生で成功したことがない。

▼フェイクニュースが影響力を持つようになってから、大手メディアはエイプリルフールを自粛する傾向にある。企業も以前はエイプリルフールネタでリリースを発信したが、いまは簡単にそれと分かるネタを選ぶようになった。フェイクニュースを発信する企業などとレッテルを貼られては、エイプリルフールも台無しである。ウソをつくのは難しい。

▼量子コンピューターへの高まりを受けて、参入を表明する会社がぽつぽつと出始めてきた。IT業界をけん引する新たな技術としての期待は大きいが、中にはまだ本気で取り組む気がなく、株価対策と疑いたくなるケースもある。フェイクではないが、今後の市場に悪影響とならないか心配だ。

▼ウソと言えば、以前はウソ情報メールの転送を促すチェーンメールというものがあったが、すっかり見なくなった。人間が賢くなったと思いたいが、フェイクニュースを簡単にシェアできるSNSに駆逐されたのだろう。ウソ情報はしぶとい。(風)