FFS診断で最強のチームを作れ

 「労働時間を減らそう」「労働生産性を上げよう」「仕事に満足感を得られるようにしよう」。ありがちな働き方改革のフレーズだ。

 総人口の減少により、IT業界に限らずほとんどの業界で人材不足が顕在化している。求められるのは、人員は現状維持で、労働時間を減らしつつ売り上げを伸ばすこと。まさに「無茶ぶりだ」と頭を抱えたくなるところだ。

 本書は、その解決策として、チーム内の人材の特徴をマネジメントに生かすことを提案する。

 人材の特徴を判別する方法は、近年注目が集まっているFFS診断を用いる。FFS診断とは、性格にまつわる五つの因子を点数で評価し、考え方や行動傾向などを割り出すというもの。その個性の数は、408万通り以上になる。

 ここで筆者が強調するのは、適性判断ではないということ。それぞれの個性を理解し、弱点を補いながら強みを発揮するチームを目指す。そばにいる仲間たちを知ることが生産性向上の第一歩となるのだ。(万)
 


『「今のチームで残業を減らして生産性をあげろ!」という無茶ぶりを解決する!』
山極 毅 著
扶桑社 刊(1500円+税)