▼前例のない10連休のGWとともにスタートした令和の時代。情報システムへの影響も心配された。フタを開けてみれば、一部地銀や自治体でのトラブルこそ報じられたものの、多くの国民に混乱をもたらすような深刻な障害は現時点では起こっていない。まずは最初のハードルをなんとかうまく乗り越えたと言えそうだ。

▼一時期、改元に間に合わないのではないかと危惧された「Windows」の令和対応更新プログラムも、5月1日までにはマイクロソフトが現在サポートしている全てのバージョンで提供を開始した。ギリギリセーフといったところか。

▼新元号の発表こそ改元の1カ月前ではあったが、やはり改元のスケジュールが事前に決まっていたことの効果は大きかったと実感する。仮に突発的な改元が起こっていたら、その影響の大きさはどうだっただろうか。

▼平成の30年を通じて社会インフラはITと一体化した。改元を機に皇位継承の在り方についての議論が活発化する可能性もあろうが、どのようなケースであれ、日本の国力を削ぐような混乱を招くことは避けなければならないという前提で、議論を進めるべきなのは言うまでもない。(霹)