▼6月18日の夜、山形県沖で最大震度6強の地震が発生した。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。生まれ故郷が震度6弱を記録し心配したが、電話口の両親はあっけらかんとしたもので安心した。

▼新潟県から山形県にかけて日本海側を中心にかなり揺れたが、時事通信によれば6月19日現在のケガ人は26人、避難指示は全て解除、停電も全戸復旧した。各新幹線も19日始発から、通常運行している。ただし、道路上に巨大な岩石が崩れ落ちたり、学校の施設が倒壊したりといった被害が翌朝に明らかになり、日中起こった地震であれば被害が拡大した可能性があることは気に留めておく必要があろう。

▼人間の記憶は風化する。あの東日本大震災の記憶ですら徐々に鮮明さが失われている。今回は個人的に縁ある地域で起きた地震だから自分事に近い感覚で捉えられたが、いつもはこうした自然災害をどこかの誰かの災難と受け流してはいないか、と自らを省みる機会としたい。

▼ITを巡っては、「2025年の崖」という“予定された”危機も待ち受ける。それこそどこかの誰かに降りかかる災難ではなく、あらゆる企業が自分事として考えなければいけない難題だ。(霹)