▼お笑い芸人の闇営業問題が連日テレビやスポーツ紙を賑わせている。反社会的勢力との付き合いは許されないが、「反社とは知らなかった」という芸人側に決定的な過失はあったのか。謝罪コメントに不可抗力だったというニュアンスを滲ませると一斉に袋叩きに遭う。

▼関係した芸人は漏れなく謹慎になったようだが、彼らが所属する芸能事務所側の問題点も指摘されている。所属芸能人との間に契約を交わすという概念がなければ、闇営業も成立しない。直営業とでも言うべきか。

▼「仕事の依頼は事務所を通してください」は一種の代理店販売だ。SMB向けITの世界では、長らく市場を支配してきたモノ売りの間接販売モデルがその地位を脅かされていると指摘されて久しい。モノからコト、製品からサービスへの流れの中で、メーカーも顧客に直接接触して自社ソリューションの価値を理解してもらうための活動をいよいよ重視するようになった。

▼結果として、チャネルに求められる役割の質も大きさも変わるのは自然な流れだ。モラルに反しているわけでもない“直営業”を批判するのは無理筋なのだから、生き残るにはチャネル側も変わるしかない。(霹)