▼日本マイクロソフトの平野社長が8月31日付で退任した。しかし後任の知らせがない(9月4日現在)。同社によれば「平野が8月31日をもって退任すると発表はしたが、9月1日に新社長が就任するとは発表していない」とのこと。なるほど……。

▼アジア太平洋地域を統括する幹部が実際は日本法人のトップも兼務しているようで、空位ということではないらしい。本号でパートナー戦略について報じたように、同社の新年度の事業方針は既に発表されているが、近く発表されるであろう新社長がどんな色を付け加えるのか、あるいは付け加えないのか。

▼“顧客中心”というのは商売の成功のために必要な考え方としては普遍的なものだろう。しかし、国内のIT市場の実態は、果たして顧客中心で動いてきたと胸を張って言えるだろうか。

▼日本マイクロソフトを含め、本質的な顧客中心を実現するためにパートナーエコシステムを再構築しようという動きが近年急加速している。少なくとも今年までは、法人向けIT市場の多くのプレイヤーは事業環境も良好だろうが、ビッグイベント後の反動を乗り切るカギは、やはり顧客中心の追求であるような気がしている。(霹)