▼「第4次安倍第2次改造内閣」が9月11日に発足した。麻生副総理・財務相と菅官房長官以外は全ポストが入れ替えとなり、日本史上初の“IT族議員”とも言われ、「IT導入補助金」の創設や予算確保で存在感を発揮した平井卓也衆院議員は、約1年でIT政策担当大臣の座を退くことになった。

▼新たに就任した竹本直一・IT担当大臣が話題を振りまいている。数カ月前から自身の公式ウェブサイトが閲覧できない状態を放置していることが判明したほか、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」の会長を務めており、“デジタル”との相性の悪さは否定できない。

▼「伝統文化」には、それが誕生した時点では社会に進歩をもたらすイノベーションだったものも多い。時を経て同時代的な実用性が失われているにもかかわらず形式だけを盲目的に守り通していては、ご先祖様に笑われるというものだ。

▼それにしても、IT政策担当大臣の職責の重さとは、いかほどのものなのだろうか。歴代大臣の顔ぶれを見ても、想像できるのは党内政治の調整弁として大変便利に使えるポストなのだろうということだけで、ため息しか出ない。(霹)