時代を生き抜くために「世界」を知る

 「世界のニュースを日本人は何も知らない」と言われて、日本人であるあなたは「そんなことはない」と反論できるだろうか。日頃、テレビや新聞などで国内だけでなく海外の情報にも触れているつもりでも、本書を読むと世界の「常識」を知らないことに気付く人が多いのではないだろうか。

 元国連関連機関職員で世界各国での就労経験を持つ評論家の谷本真由美氏が「日本人は世界から取り残されつつある」と指摘し、「日本の外からの視点を提供し、さまざまな気付きのヒントを得てもらう」ために著した本書。「この世界には、これからの時代を生き抜くために必要な情報が山ほどある。それらを自分にとって有益なものとし、生き抜くスキルに変えていくことが今後の鍵になる」と説いている。

 グローバル化が進展し、国内外において仕事や生活面でさまざまな国の人々との接点が増えてきている。そうした中で、国際的な視点で日本および世界を捉えることは、これからの時代を生きていく上で重要だと気付かされる。(宙)
 


『世界のニュースを日本人は何も知らない』
谷本真由美 著
ワニブックスPLUS新書 刊(830円+税)