▼国内では、2月の最終週から3月第1週までの2週間ほどが、新型コロナウイルスの感染が拡大するのか、収束に向かうかの分水嶺になるという。政府もついに、大規模イベントの中止や延期を要請する方針を明らかにした。

▼法人向けITの市場では、2月半ばからイベントをオンラインでの開催に切り替える例は多くなった。記者会見もウェビナー方式での視聴環境が用意されるケースが増えている。

▼国民の健康を守ることと正常な経済活動を担保することは、二者択一ではなく、メビウスの輪のように表裏一体であるはず。感染拡大のリスクをできるだけ避けつつ、テクノロジーをフル活用してビジネスへのダメージを最小限にしようと知恵を絞る取り組みは、広くアピールする価値がある。

▼個人個人にも冷静な行動が求められている。ウェブ上では集団ヒステリーになりつつあるような空気も感じる。年齢や免疫力の差によって重症化の確率がかなり違うことも明らかになっており、状況によっては冷静ではいられないのも無理からぬことかもしれないが、そうした空気を増幅させるようなメディアとは距離を置いたほうがいい。今こそ意味と価値のある情報が求められている。(霹)