▼非常時の需要は極端だ。ホットケーキミックスやお好み焼き粉、タコ焼き粉、さらには小麦粉そのものが品薄状態。外出自粛が続き、家での食事が多くなれば、従来の日常の延長として処理するだけではやり過ごせなくなる。子供がいる家庭ならなおさらだろう。毎回とは言わずとも、イベント性を持たせることは有効な一手だ。

▼在宅勤務が長引くと、仕事をするための環境整備に投資しようとする人も増えてくる。まずは机や椅子、遠隔会議用の周辺機器などが優先順位の上位グループに入るか。ECサイトもキャンペーンに積極的だし、いずれも大きく売り上げを伸ばしている。

▼ビフォーコロナとアフターコロナの間にかなりの期間にわたってウィズコロナの時代を過ごさなければならなくなるという指摘もある。非常時の特需はウィズコロナのうちに落ち着いてしまうだろうが、新しい生活様式の運用が始まると、食品や家具、PC周りに想像もしていなかったような新しい市場が生まれるかもしれない。

▼かくいう筆者もこの春、狭い部屋の片隅に置くデスクと椅子を新たに購入したが、仕事机はダイニングテーブルで十分だと主張する妻は苦虫をかみつぶしたような顔でそれを眺めている。ここにも新たなソリューションが必要だ。(霹)