▼いまやWeb会議ツールを使ったオンラインでの取材が基本だ。公共交通機関を使う機会は格段に減ったわけだが、たまに外出すると街の思わぬ変化に驚くことが多くなった。

▼6月に東京メトロ日比谷線に56年ぶりの新駅として虎ノ門ヒルズ駅が開業したが、それに伴い地下通路も整備され、銀座線の虎ノ門駅と接続された。10年前まで虎ノ門に通勤していた身からすると、目の当たりにした大きな変化には隔世の感を覚えた。

▼JR飯田橋駅も従来は取材活動で使う機会が多い駅だったが、3年半に及ぶホーム移設工事を経て新ホームの使用が始まった。旧ホームは電車とホームの間に大きな隙間と段差があり、長年の課題だった安全性を抜本的に改善した。始まったころは先が長いと感じた工事も、終わってみればあっという間だ。

▼現時点ではコロナ以前の計画が形になっているだけだが、こうした変化を目の当たりにすると、フィジカルな世界も確実に動いていることを改めて実感する。変化の形はやがてニューノーマルに合わせたものになるのだろうが、変化自体が止まることはなく、加速している感すらある。デジタルテクノロジーの市場もまた然りである。(霹)