今日は何の日

<今日は何の日>8月8日『そろばんの日』

2022/08/08 09:00

週刊BCN 2022年08月08日vol.1934掲載

アナログだからこそ

 そろばんの起源は諸説あるが、4000~5000年前のメソポタミア地方では、砂に線を引き、その上に小石を置いて計算していたといわれている。現在のそろばんの原型は中国で出来上がったとされ、14世紀ごろの文献には「算盤(ソワンパン)」として登場し、その後、民衆に普及していった。
 
 日本で呼ぶそろばんは、ソワンパンの発音が変化したとする説が有力で、16世紀ごろには普及していたとされている。その後、明治時代から学校で必修化され、戦後もそろばん教育は続けられた。

 計算機は、そろばんから電卓やコンピューターに代っていくが、そろばんは、長い間、人類の計算を支えてきた。

 記者には、子どもの習い事と言えばそろばんというイメージがあったが、最近は、そろばん教室を街で見かけることも少なくなった気がする。しかし、そろばんによる教育にも根強い期待はあるようだ。子どもにそろばんを習わせる効果には、手を動かし、珠の動きをイメージすることで右脳が刺激され、記憶力が向上するという研究がある。アナログの道具を使うからこその効能だろう。便利な道具は世に溢れているが、そろばんのように、使うことで使用者の能力が上がるような道具の魅力を見直したい。(石)
 


由来
全国珠算教育連盟が1968年に制定。日付は「そろばん」を弾く「パチ(8)パチ(8)」という音にちなむ。この日には例年「そろばん日本一」を決める全日本珠算選手権大会が開催されている。
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