今日は何の日

<今日は何の日>12月5日『世界土壌デー』

2022/12/05 09:00

週刊BCN 2022年12月05日vol.1948掲載

土壌は命を支える

 『土の文明史』(デイビッド・モントゴメリー著、 片岡夏実訳、築地書館刊)という本がある。古今東西の文明が衰退した一因として土壌の消失を挙げ、土壌が劣化・枯渇することの危険性を訴える良著だ。当たり前の話だが、人類は食糧なしには生きていけない。そして、それを支えるのは土壌である。

 世界各地で土壌の劣化が深刻な問題になっているという。都市化はもちろん、風水害による侵食、塩分の上昇、乾燥など複数の脅威に晒されている。日本では高齢化などにより、農地を維持できないケースも増えている。土壌をいかに守っていくかは待ったなしの課題と言えるだろう。

 とはいえ、日頃「土壌」について考える機会はほとんどない。都市労働者であり、IT業界に生息する記者にとって、土壌は縁遠い存在である。ほかの多くの人にとっても、同じようなものだろう。

 ただ、コロナ禍での「巣ごもり」の影響もあってか、最近は土に親しむガーデニングや家庭菜園、週末農業を楽しむ人が増えてきているそうだ。これを機に、土壌の重要性に思いをはせる人が少しでも増えることを願いたい。記者も春に向け、レンタル菜園でも探してみようか。(無)
 


由来
国連の専門機関である食糧農業機関が制定した国際デーの一つ。日付は2015年からの「国際土壌年」の開始日にちなんでいる。
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