Sansanはこのほど、営業を支援する「Sansan AIエージェント」の提供を開始しました。名刺情報を用いた営業DXサービス「Sansan」内に蓄積したデータなどを活用して、商談シナリオ案などを生成します。
生成AIによる業務効率化への期待が広がる一方で、思っていた以上に具体的な回答が返ってこないこともあります。先日都内でイベントを開催したSansanの寺田親弘社長はこのもどかしさを「驚くほど精緻でまとまっているが、一般論が返ってくる」と表現していました。
Sansan AIエージェントでは、こうした課題を解決するために、企業が独自に保有するデータを用いて既存の顧客接点を踏まえた回答ができるような仕組みを構築します。名刺情報を中心に、企業と企業の関係性をデータベース化するSansanの強みが発揮できるかが、他の生成AIツールに対する優位性になりそうです。(大畑直悠)
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Sansan、営業支援のAIエージェントを提供 SIパートナーとの連携を推進