検証ECビジネス ネットショップのその後
<検証ECビジネス ネットショップのその後>第20回 ユナイテッドワークス
2002/11/18 16:51
週刊BCN 2002年11月18日vol.966掲載
ユナイテッドワークス(石垣俊郎社長)が運営するインターネットショップ「ユーワークス」の販売が好調だ。同社は、今年7月に設立された企業で、すべての社員が東京・秋葉原や大阪・日本橋で卸事業やショップ店員の経験をもつ。8月から本格的にネットショップを開始した。営業部・小川朝生氏は、「全国規模での販売を図るため、インターネットで事業を開始した」と、ネットショップを立ち上げた背景を語る。
インターネットで全国規模の販売へ
サイトでは、CPUやマザーボードなどの自作パソコン用パーツを中心に600以上のアイテム数を揃える。物流は卸業者に委託し、全国6拠点に倉庫をもつ。納期は、納品先に最寄りの場所から出荷することで翌日納品を徹底している。立ち上げ当初は、パーツの販売に特化していたが、最近では組み立てパソコンの販売も行っている。「パーツだけに絞らない販売で、上級者に限らず中級者や初級者がサイトで購入するケースが高くなった」という。また、購入者層の裾野が広がったため、液晶モニタやデジタルカメラ、プリンタなどの販売も始めた。加えて、「メールなどの問い合わせに迅速に応えることにも注力している」。こうした取り組みが功を奏し、「サイト購入者層は、初級者が50%以上となった。そのうち女性が30%以上を占める」としている。
インターネットビジネスについては、「多くの企業がネットショップを立ち上げ、ネットビジネスの市場は拡大しつつある。過剰になっていることも事実だが、まだまだ伸びる市場でもある。顔がみえないビジネスなので、サービスや商品などの中味を充実することが収益を上げることにつながる」と強調する。今後は、組み立てパソコンやデジタルカメラ、プリンタなどの商品数を増やすことに加え、サービスの充実に注力することで顧客を増やしていく。
「システム販社などとの協業で、ノートパソコンのハードディスク増設や、デスクトップと組み立てパソコンの設置作業なども行っていきたい」と意気込みをみせる。現在、立ち上げから3か月強が経過し、「予想以上に顧客を取り込むことに成功している」という。今年度(03年3月期)の売上高は約10億円を見込んでおり、「初年度で黒字化を達成する」見通しだ。将来的には、「信頼性をさらに強化するため、実店舗を立ち上げる」ことも計画している。(佐相彰彦)
ユナイテッドワークス(石垣俊郎社長)が運営するインターネットショップ「ユーワークス」の販売が好調だ。同社は、今年7月に設立された企業で、すべての社員が東京・秋葉原や大阪・日本橋で卸事業やショップ店員の経験をもつ。8月から本格的にネットショップを開始した。営業部・小川朝生氏は、「全国規模での販売を図るため、インターネットで事業を開始した」と、ネットショップを立ち上げた背景を語る。
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