店頭流通

T・ZONE. 初心者ユーザーに狙い

2002/12/16 16:51

週刊BCN 2002年12月16日vol.970掲載

 T・ZONE.(横山隆俊社長)の「AKIBA PLACE(アキバプレイス)」(東京都千代田区)では、初心者ユーザーへのオリジナルパソコンの販売に注力している。同店舗は、1階にマザーボードやグラフィックカードなどのパーツ製品、、、

オリジナルパソコンを販売

 T・ZONE.(横山隆俊社長)の「AKIBA PLACE(アキバプレイス)」(東京都千代田区)では、初心者ユーザーへのオリジナルパソコンの販売に注力している。同店舗は、1階にマザーボードやグラフィックカードなどのパーツ製品、2階はソフトやサプライ製品、およびソニーや東芝、アップルコンピュータなどのメーカーパソコンと、オリジナルパソコンなどを展開する。

 来店客は中・上級者層が多く、2階フロアでは初心者ユーザーの来店比率も拡大傾向にあるという。「2階では、初心者ユーザーにもゆっくり見てもらえるフロア作りと、商品の幅広い利用方法などを積極的に提案する接客を心がけている」と張健明・店長代理は話す。パソコン売り場は展示商品を数多く揃えるのではなく、人気の高いモデルを重点的に展示することで、フロアのスペースに余裕をもたせている。また、フロアのレイアウトを1-2週間で変更し、リピーターを飽きさせない工夫も行う。

 注力する製品は、オリジナルパソコン。現在扱っているオリジナル商品は、オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXI」(FFXI)と連動したパソコン。「FFXI」が快適に動作するスペックを搭載しているパソコンで、「FFXI」と組み合せた販売につなげる。1階ではなく2階に展示することによって、従来ターゲットの中・上級者層だけでなく、初心者ユーザーにも訴求する構えだ。

 張店長代理は、「初心者ユーザーからのオリジナルパソコン需要はまだ少ないが、その利便性や優位性を積極的に提案し、ターゲット層を広げていきたい」と語る。また、「今後も旬な話題や製品に連動するオリジナルパソコンを開発し、ユーザーに提供していく。『アキバプレイスに来れば、今の流行がわかる』とユーザーに言ってもらえるような情報発信の場にしていきたい」と、豊富な話題が提供できる店づくりを目指す。
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