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アイ・オー・データ機器 次世代テレビパソコンキット開発へ 記録型DVDドライブとの融合を進める

2004/04/12 18:45

週刊BCN 2004年04月12日vol.1035掲載

 アイ・オー・データ機器(細野昭雄社長)は、DVD±R/RWなどに対応した記録型DVDドライブとテレビチューナー搭載ビデオキャプチャボード(テレビキャプチャボード)を融合した次世代“テレビパソコンキット”の開発に取り組む。早ければ来年度(2005年6月期)にも製品化する方針。これまでは記録型DVDドライブとテレビキャプチャボードの個別製品をセットにしたものはあったが、これら2つの機能を融合した製品はなかった。

 本郷道敏・開発部プロダクト・マーケティング課オプティカル・ストレージ・グループプロダクトマネージャーは、「外付けの記録型DVDドライブのケースのなかにテレビキャプチャボードを内蔵するなどして小型化を検討中」と、次世代テレビパソコンキットは、録画からDVD記録まで一体化したハードウェアで実現する方向で研究を進めている。

 また、ハードだけでなく、ソフト面でも一体化を進める。従来は、テレビキャプチャから取り込んだ映像を録画するソフトと、記録型DVDに書き込むソフトの2種類だった。将来的には、録画からDVD記録まで1種類のソフトで処理できるよう一体化していくことを目指す。ハード・ソフトの両面で一体化を進め、使い勝手の向上を図ることで、テレビ番組やビデオテープなどの映像を記録型DVDへ保存する需要を取り込む。
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