店頭流通

日本シャトル パソコン本体を販売 10月にデスクトップ3モデル投入

2005/07/11 18:45

週刊BCN 2005年07月11日vol.1096掲載

 ベアキットPCなど組立パソコン用パーツメーカーの日本シャトル(林宏杰社長)は、パソコン本体の販売に乗り出す。10月をめどにデスクトップパソコン3モデルを製品化し、自社サイトで販売開始する。来年早々には、BTO(受注生産)方式による販売も検討しており、来年秋までには家電量販店やパソコン専門店などに同社製品の展示・直販スペースも設けていきたい考え。

 日本シャトルが発売するデスクトップパソコンは、主力製品のキューブ型ベアキットPCにCPUとメモリ、HDD(ハードディスクドライブ)、マイクロソフトのウィンドウズOSを搭載する。

 製品のベースに用いるベアキットPCは今後詰めるが、「15種類以上のラインアップから、パソコン初級者や中級者に適した機能を搭載した機種をデスクトップに仕上げる」(林社長)考え。液晶ディスプレイを標準装備し、価格は10-15万円をめどとする。「デスクトップ市場は、高機能モデルと低価格モデルに2極化している。その隙間の製品を市場投入することで新規顧客を開拓していく」方針だ。

 色は黒とシルバー、白の3つを用意。「本体の形状がキューブ型という点から、インテリア性が高く、お洒落なパソコンを前面に押し出す」ことで、20-30歳前半の需要層を取り込む。

 10月をめどに販売開始するのは、冬商戦に照準を合わせるため。最近では、ネットショップで価格や機能などを含め自分に適したモデルがあるかどうかを見定めるパソコンユーザーが増えていることから、まずは自社のショップサイトから販売を立ち上げることにした。「こうしたユーザーに対し、サイト限定であることを訴えていきたい」意向だ。

 販売開始後、当面は1か月平均の販売台数で600台程度と少なめに見込んでいるものの、「利益率はベアキットPCよりも高くなるだろう」と期待している。来年早々には、同社がラインアップしているベアキットPCの中から好きなモデルを選べるBTO方式での販売も検討しており、「来年秋には、ショップ内のコーナーを借り切り、当社のスタッフを説明員として常駐させ販売するビジネスまで発展させたい」としている。

 また、パソコン本体の販売を手がけるうえでサポート要員を現状の2倍程度に増やす。さらに、電話での問い合わせに対応するため、コールセンター会社と提携を結ぶことも計画している。
  • 1