石井克美のデジタル家電ナビ
<石井克美のデジタル家電ナビ>20.注目の携帯オーディオプレーヤー(3)
2005/08/29 16:51
週刊BCN 2005年08月29日vol.1102掲載
ラインアップが増え、低価格化が進んだことでフラッシュメモリタイプのプレーヤーの人気が高くなっている。しかし、1G-2GBの製品が登場しているとはいえ、容量では圧倒的にハードディスクドライブ(HDD)タイプ。少ないものでも4GB、多いものでは60GBの容量で1万曲以上の音楽を持ち運べる。加えて最近ではカラー液晶を搭載し、画像や映像の表示が可能なものも登場している。
そこで、音楽再生以外の機能をチェックしてみよう。最もHDDタイプらしいプラスアルファ機能といえば静止画/動画の再生機能だ。画像の転送は、音楽ファイルと同じように付属ソフトを利用してパソコンから本体へ転送する製品がほとんどである。しかし、最近では、USBホスト機能を備えた製品もいくつか登場している。
この機能を利用すれば、デジタルカメラなどに入っているデータをパソコンを使わず直接プレーヤーのHDDに転送可能だ。転送した画像は本体の液晶画面で見てもいいし、そのまま保存しておいてもいい。プレーヤーのHDDをデジカメ用のストレージとしても活用できる。USB規格に対応しているため、基本的にはカメラがUSBマスストレージクラスに準拠していれば、どのような製品同士を組み合わせても利用できる。もっとも、一部の組み合わせではプレーヤーがデジカメを認識しないこともあるという。デジカメとのダイレクト接続を考えるならば、メーカー各社が公開している対応状況を事前に確認しておく必要がある。
音楽/静止画とくれば、次のターゲットは動画。例えばバーテックスリンクの「iAUDIO(アイオーディオ) X5」はMPEG-4の動画再生対応だ(ただし、転送したい動画を付属ソフトを使って本体で再生可能な形に変換してやる必要があり、パソコンからドラッグ&ドロップで手軽にというわけにはいかない)。
ちなみにiAUDIO X5の液晶サイズは1.8インチ。迫力ある映像を楽しめるとまではいかないが、録画したテレビ番組を通勤・通学途中に楽しむといった用途には十分なクオリティだ。動画再生はCPUへの負担が大きく、消費電力も大きいため、携帯オーディオプレーヤーでの動画再生機能がメジャーなものになるかは今のところ「?」だが、注目すべき機能といえるだろう。
多くの楽曲を納めることができるのがHDDタイプのメリット。しかし、いくらHDDの容量が大きくても、聴きたい曲へスムーズにアクセスできなければ使う機会も減ってしまう。こうした基本機能も要チェックだ。
ラインアップが増え、低価格化が進んだことでフラッシュメモリタイプのプレーヤーの人気が高くなっている。しかし、1G-2GBの製品が登場しているとはいえ、容量では圧倒的にハードディスクドライブ(HDD)タイプ。少ないものでも4GB、多いものでは60GBの容量で1万曲以上の音楽を持ち運べる。加えて最近ではカラー液晶を搭載し、画像や映像の表示が可能なものも登場している。
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