店頭流通

ソフマップ バーガーパソコン強化 世界初の携帯電話対応

2005/12/12 18:45

週刊BCN 2005年12月12日vol.1117掲載

 ソフマップ(桜本克次社長)は、今月7日にオリジナルパソコン「バーガーパソコン」シリーズで、赤外線通信機能付きの携帯電話(現状ではNTTドコモのFOMA)をキーボードとして使える“携帯対応パソコン”の販売を開始した。「パソコン本体に赤外線受光機を内蔵したタイプの携帯対応パソコンを販売するのはソフマップが世界初となる」(大西順也商品本部商品開発部部長)。

 同社は、多様化するパソコンユーザーのニーズに対応するため、目的別で購入しやすい選択肢を増やしていく方針を示している。今回の携帯対応パソコンを含め、今後オリジナルパソコンのラインアップを拡充していく考え。現在販売しているオリジナルパソコン10機種程度を「来年度(07年2月期)には20機種程度に拡大する」予定。

 オリジナルパソコン「バーガーシリーズ」や「牛丼シリーズ」のうちバーガーシリーズについてはOSがインストール済みのため初心者が購入するケースも多い。携帯対応パソコンは、入力デバイスに携帯電話が使えるため、キーボード入力よりも携帯電話の入力に慣れている若年層や、キーボード入力に抵抗感があるユーザーにパソコン購入の選択肢を広げる狙いがある。

 今回の携帯対応パソコンは、クイックサン(安達寛高社長)と共同企画した。クイックサンは、すでに赤外線受光器を既存のパソコンにUSBで外付けすると同様の機能が利用できる「lipii Beam Stastion」を販売している。
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