店頭流通

バイ・デザイン 低価格路線にクォリティを追加 ブランドイメージ向上を狙う

2006/02/20 16:51

週刊BCN 2006年02月20日vol.1126掲載

 薄型テレビの企画、製造、販売を手がけるバイ・デザイン(飯塚克美社長)は、低価格を前面に打ち出した従来の戦略を転換し、今年度から画質の改善に力を入れた製品展開を開始する。「低価格ブランドの薄型テレビのなかでは上位にランクアップした」としたうえで、「今後は品質を高めるなどして、中堅クラスに位置づけられるメーカーを目指す」(伊豆田伸吾・取締役国内営業本部本部長)との方針を打ち出している。

 バイ・デザインはこれまで、低価格な薄型テレビを売りにしてきたが、「店頭で大手メーカー製のテレビと比較すると画質が見劣りするという声が少なくない」など、消費者の画質に対する評価が厳しくなってきているという。

 創業から2年半が経って販売チャネルが拡大し、同社の低価格ブランドの認知度は拡大したと判断。「安かろう悪かろうというイメージではなく、画質のクォリティを高めた製品展開にシフトする」ことにした。

 今後は、大手メーカーに見劣りしないスペックで、低価格をアピールしていく方針だ。

 画質の色みや鮮やかさなどの向上を図るほか、地上デジタルチューナー搭載の製品を発売する予定。

 同社は、生産設備を持たずに企画・開発・販売を行う薄型テレビのファブレスメーカー。「広告を打たないなど、販促は極力行わず販売管理費を売り上げの3%以内に抑える」ことで、低価格な製品を市場に投入する戦略を強みとしている。

 同社の事業開始当初のチャネルは、直販およびノジマ、会員制倉庫型店舗のコストコ ホールセール ジャパンだったが、現在は、直販およびアマゾン、ニフティのアット・ニフティストアを含めたウェブ販売が25%、法人やホテル、病院向けが25%。残り50%は店頭販売で、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ミスターマックス、ドンキホーテ、イトーヨーカドー、西友が加わった。

 昨年度(2005年12月期)の売上高は、前年同期比約12倍の56億円に拡大、そのうち日本市場の売上高は23億円となった。

 今年度(06年12月期)の売上目標は、昨年度の3倍の156億円、液晶テレビ、プラズマテレビを含め15万台の販売を目指す。
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