店頭流通

日立GST 3.5型HDD市場のシェア倍増へ 情報家電向け開発を加速

2006/04/24 16:51

週刊BCN 2006年04月24日vol.1135掲載

 日立グローバルストレージテクノロジーズ(田宮敏彦社長)は、デジタルビデオやゲームなど情報家電機器向けHDD製品の開発を本格化させる。パソコンやサーバーなどコンピュータ機器向け分野以外の製品販売を強化し、3.5型HDDの世界シェアを現状の9%から2008年には18%に引き上げる方針。

 06年度(06年12月期)第3四半期には、デジタルビデオ録画機器向けの新ブランド「シネマスター」シリーズを市場に投入する。同シリーズでは、記憶容量が500GBの最上位モデルも発売する予定だ。HDDレコーダーメーカーなどに拡販を図る。田宮社長は、「戦略的な製品を投入し、営業利益の黒字を確保する」としている。同社は、昨年度第3四半期まで赤字が続いていたが、第4四半期に黒字に転換した。
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