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ソースネクスト 脳トレーニング、年内10タイトルへ 英会話ソフトはiPod向けにリニューアル

2006/05/15 18:45

週刊BCN 2006年05月15日vol.1137掲載

 ソースネクスト(松田憲幸社長)は、「脳◎(マル)シリーズ」などのトレーニングソフトや英会話ソフトのラインアップ強化を図る。

 「脳◎シリーズ」は、4月28日に発売した新製品によって合計2タイトル。今後は、順次タイトルを増やし、年内に10タイトルを目指す。

 英会話ソフトについては、従来「MP3英会話」として展開していた製品を「iPod」向けとして前面に出し、リニューアルする。携帯オーディオ市場で圧倒的なシェアを保持するiPodユーザーへの訴求力を高めるのが狙い。英会話ソフトは、現行の約30タイトルのほか、バージョンアップを含め年内に10タイトル程度追加する計画だ。

 トレーニングソフトや、英会話ソフトは、書籍やゲームソフトと同じように、「1本購入して完結する商品ではない」(大野智美・プロデュースグループプロデュースチームマネージャー)。また、パソコン初心者でも興味を持ちやすく、子供から大人まで幅広いユーザーを獲得できる。幅広いユーザーを獲得するために、「ソフト売り場以外に置く」取り組みを強化していく。簡易什器を使って、レジ前やパソコン本体、家電売り場などにも置くことで「ついで買い」につなげたい考えだ。

 同社は、今年3月にウォルト・ディズニーのパソコンソフトの販売を開始。今年3月の幼児ソフト市場で一気にシェア80%を獲得(BCNランキング)、市場全体がプラス成長に転換する推進力となった。「パソコン本体コーナーやレジ前などで実施した什器展開が成果として現れた」と手応えを感じている。

 「PCソフトは、話題性が高まっているiPod、ニンテンドーDS、PSPの追い風を受けて市場拡大できるチャンス」と見ており、トレーニング、教育、幼児ソフトの販売を強化していく。
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