店頭流通

レックスマーク インク売り場をテコ入れ 中部、西日本エリアに拡大

2006/05/15 18:45

週刊BCN 2006年05月15日vol.1137掲載

 レックスマークインターナショナル(木下聡社長)は、プリンタ本体およびインクの店頭販売を強化する。同社製インク売り場を活性化させるため、昨年10月から、関東エリアの店頭回りを開始。取り扱い店舗の拡大を進める一方で、既存店の売り場整備を行った。今後は、中部、関西、九州エリアでの活動を5-6月中にスタートさせる。

 同社のプリンタ本体の販売構成比は現在、インターネット販売(直販とECサイト)と通販(雑誌・テレビ)で80%を占める。しかし、消耗品のインクは、全ユーザーが急きょ必要になったときにすぐに購入できる店頭販売が必要。そのため、従来から販売している店頭の売り場を整備するとともに「インクだけでも取り扱う店舗を増やす」(渡邊慎司・マーケティング・ディレクター)方針。リアル店舗での販売は、インク売り場を中心にテコ入れをしていく。

 さらに、プリンタ本体の店頭販売比率も高めていく意向で、現在の20%を今年度(2006年12月期)には25%程度に引き上げたい考え。

 今年は日本法人設立10周年で、「日本市場で根を下ろして土台をつくる時期にきている」と話す。4月28日に発売した新製品を機に、キャラクターを使った日本市場独自のイメージ戦略を開始。カタログによる訴求力アップや、ビックカメラを中心とした店頭プロモーション展開に力を入れる。まずは、認知度向上に注力しシェアアップにつなげる。

 そのほか、ブランド力向上のために、プリンタの使い方などの情報提供、キャクター紹介などを掲載するユーザー向けメールマガジンの配信を4月下旬にスタートした。
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