店頭流通

米マインドジェット マッピングソフトを発売 SIerとの連携を強化へ

2006/07/03 17:00

週刊BCN 2006年07月03日vol.1144掲載

 米マインドジェット(スコット・ラスキンCEO)は、企業内の社内文書やインターネットなどから情報を引き出し視覚化して管理するマッピングソフトウェア「Mindjet MindManager Pro6」日本語版を発売した。

 既存の販売代理店3社に加え、パソコン量販店向けのソフト流通・卸やウェブサイト構築ベンダー、SIerなどと連携して販売する。

 同ソフトは、企業内のデータベースに格納されたファイルなどのデータを引き出し、個人やチームでアイデアを整理・共有する際に「ビジネスマップ」として入力・作成することができる。

 例えば、保険ブローカー、エーオンアジアの日本スタッフは、石油精製所で爆発が起きるリスクを評価する際、同ソフトを利用し、保険業者や競合情報などのドキュメントを引き出し、リスク要因を導き出している。

 同社のロバート・ゴードン会長は「このソフトで作成したマップは、会議中などにアイデアや企業内の情報を使って簡単に内容を強化することができる。企業内では幅広く利用できる」と、個人向けにソフトを販売するだけでなく、SIerなどと協力して、社内システムを構築する際に提供したり、既存ソフトにアドオンすることを進めていく。
  • 1