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HDD・DVDレコーダーの市場動向

2006/09/25 16:51

週刊BCN 2006年09月25日vol.1155掲載

松下が新製品投入で躍進

 HDD・DVDレコーダー市場は、図のメーカー別台数シェアが示すとおり、これまで3位で推移していた松下電器産業が、8月28日-9月3日の週に東芝を抜きトップシェアに躍進してきた。

 直近の9月4-10日のシェアは、首位の松下が21.7%、2位ソニー(18.3%)、3位シャープ(17.9%)、4位東芝(14.2%)の順。トップを維持してきた東芝は、9月に入って減速感が目立ちはじめている。

 製品別では7月31日-8月6日の週以降、東芝「AK-G300 カンタロウ」(平均価格2万7000円強、地上デジ未対応)が4週連続で首位を維持していた。その後、8月28日-9月3日の週には、松下の新製品「DMR-XW30-S ディーガ」(10万2000円強、地デジ対応)が人気を集め2週にわたってトップシェアを維持する。

 地デジ対応機種が躍進する一方で、低価格な地デジ未対応機種も需要の一角を形成するなど、消費者の多様性が顕著だ。価格性能比の高い新機種が登場するたびにシェアが揺れ動くだけに、年末商戦に向けてさらにシェア争いは激化することになる。
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