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アップルコンピュータが新iPod マルチメディア機能を前面に 07年に日本でも映像配信開始

2006/09/25 18:45

週刊BCN 2006年09月25日vol.1155掲載

アップルコンピュータは、iPodシリーズの新製品3モデルと、「iTunes7」を発表した。 上位モデルとなるiPodでは、新たに搭載したギャップレス・プレイバック機能によって、アルバム本来の形で音楽を楽しんだり、検索機能を強化するといった音楽面での機能強化を図る一方、640×480のビデオコンテンツのサポートなど、映像視聴やゲーム利用での強化を図った。

 また、「iPod nano」では、設計を見直し、筐体をアルミ製としたほか、5色のカラーバリエーションも用意した。音楽再生時間を24時間と大幅に向上させたのも特徴。「iPod shuffle」は、従来モデルに比べて約半分のサイズに縮小。クリップを付属することで、気軽に身につけられるようにした。

 来日した米アップルコンピュータiPodプロダクトマーケティング担当のショーン・エリスマネージャーは、「iPod shuffleは10月からの出荷になるが、その他の製品は13日からすでに出荷している。商戦期には、安定した供給が可能になるだろう」と語った。

 一方、iTunesは音楽コンテンツの管理のほか、写真、テレビ番組、映画、ポッドキャスト、ゲームといった異なるコンテンツを管理しやすいように強化しており、iPodのデジタルミュージックプレーヤーとしての進化を強力にサポートする。

 なお、米国ではiTunes Storeで映画配信をすでに開始したが、日本においては、「2007年には米国以外の地域でもサービスを開始する予定で、そのなかで日本でのサービス開始も検討している」(米アップルコンピュータiTunesレーベルリレーションズ&ミュージックプログラミング担当のアレッマス・ルークディレクター)とした。
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