「コンパクトタワータイプのs3000シリーズは、当初4割程度の構成比とみていたものが、結果として6割を占めた。東京・昭島で生産するMADE IN TOKYOの仕組みにより、5日間の納期を前提としていたために、部品が調達できない期間は、直販サイトには品切れと表示せざるを得なかった」とパーソナルシステムズ事業統括・岡隆史取締役副社長執行役員は残念がる。5日間の納期指定がなければ、品切れ表示をせずに、機会損失を最小限に抑えられたかもしれない。しかし、その点は直販の柔軟性を生かして、スリムタワータイプのv7000シリーズに誘導するキャンペーンを打つなどのリカバリーに抜かりはなかった。