ICレコーダーに占める「リニアPCMレコーダー(非圧縮のデジタル録音方式)」の金額構成比が昨年12月、約3割に到達した。前年同月に比べ約2倍の高成長ぶりだ。2007年12月に15.6%だったシェアが08年12月に29.5%に拡大。単価は約3万円から2万3000円程度まで下がった。
「できるだけ純粋なまま忠実に音質を記録したい」というユーザーニーズが高まり、メーカーが鎬を削っている。ICレコーダーの購入層は20~30歳代が中心。会議や学校や塾の授業などでメモ代わりとして利用が進んだ。
最近では、中高年層を中心にバンドブームや蒸気機関車の音などの「生録(なまろく)」ブームが再燃しつつあり、趣味の用途を含め「リニアPCMレコーダー」が広がったようだ。
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