店頭流通

ジャングルと翔泳社 PMP資格取得学習ソフト全国量販店で販売開始

2009/06/15 18:45

週刊BCN 2009年06月15日vol.1288掲載

 ジャングル(高田晃子社長)は、IT関連書籍の出版などを手がける翔泳社(佐々木幹夫社長)と提携し、PMP(Project Management Professional)取得のための「プロジェクトマネジメント学習ソフトシリーズ」を6月18日から全国量販店・ネットショップで販売する。

 PMPは米国非営利団体「PMI(Project Management Institute)」が認定するプロジェクトマネジメントの国際資格。「大手IT企業で管理職昇進のために必須となりつつあるほか、他の業種にも応用できる資格」(翔泳社の中村淳之介・第1編集部 第4課 プロデューサー)として注目されている。受験には35時間の研修受講が必要で、取得後も3年ごとの更新と60時間の継続研修が求められる。販売する学習ソフトは、35時間学習に相当する「PMP試験対策講座1 基礎編 PMBOK第3版概要」「PMP試験対策講座2 実践編 PMBOK第3版対応」と、継続研修60時間分の学習ができる「プロジェクトマネジメント WBS 講座」「プロジェクトマネジメント管理ツール実践講座」「プロジェクト・リスク・マネジメント講座」「アーンド・バリュー・プロジェクトマネジメント講座」「ビジネスコーチング講座」の計7製品。それぞれ受験や資格更新に必要な研修時間に充当できる。

 翔泳社は、これまでe-ラーニングでPMP講座を提供するほか、パッケージをネットのAmazonや、書店取次ルート、法人直販で販売してきた。受験者の増加に伴ってセミナーなども開催されているが、首都圏開催が多く、地方企業や個人が参加できないケースが多かった。このためパブリッシャーのジャングルと提携し、全国での販売を開始した。 ジャングルソフトウエア事業本部ビジネスディベロップメント部の野沢洋介・プロダクトマネージャーは「一番安価な製品でも3万8000円からと高額なので、まずメディアなどで資格と製品の認知を図り、購買につなげたい」としている。(鍋島蓉子)
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