PCパーツのディストリビュータであるシネックス(渡辺慎一社長)は、PCパーツ以外の事業拡大に向け、コンシューマ向け家電の販売に注力する。
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| 中村明 CE事業部長 |
新事業として、イヤホンやブルーレイ(BD)プレーヤー、スマートフォンやiPad用の保護ケースなど、需要が高いとにらむコンシューマ向け家電に着目。アメリカ市場で強い米SDI Technologies社との連携を強化し、9~10月をめどに、SDI「iHome」ブランドのiPod/iPad/iPhone対応スピーカー3モデルを日本市場に投入する。Apple Storeに加え、大手家電量販店の基幹店での販売も本格化するなど、販路の拡大によって「年末までに月5000台の販売を目指す」(中村部長)という。
コンシューマ向け家電の販売は、海外メーカーをはじめ幅広い仕入れ先ネットワークをもつ同社の強みが生かせる分野だ。日本市場ではあまり出回っていないSDIスピーカーの独特なデザインや高い音質は、他社製品との差異化を図るのにぴったりの商材だ。
また、スピーカーを客室に置いているホテルなどをターゲットにした事業にも進出。東京と仙台のホテルからすでに案件を受注するなど、今後の事業拡大への期待は大きいという。中村部長は、「もちろん、事業の主軸はこれからもPCパーツの代理販売だ。しかしそれと同時に、新しいビジネス分野をどんどん開拓し、売り上げを伸ばしていきたい」と、新たな分野へのチャレンジを語った。(ゼンフ ミシャ)

SDI Technologies社製のiPod/iPad/iPhone対応スピーカー「iA100B」