3月に入って、レンズ一体型デジタルカメラの販売金額が、1年半ぶりに前年を上回っている。

　このところ伸びている高級コンパクトデジカメが勢いを保っているだけでなく、センササイズが1/1.7型未満の標準的なコンパクトデジカメも復調してきた。もちろん、消費税増税前の駆け込み購入の影響もあるが、コンパクトデジカメの税抜平均単価は1万7000円前後で、増税になっても差は500円ほど。むしろ、量販店の来店者数が増えていることが貢献していると考えられる。メーカー別では、とくに春の新製品の出足がいいキヤノンの好調が目立つ。（道越一郎）

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