情報流通の不均衡是正に
「アジアブロードバンド計画」を策定
「世界の情報拠点(ハブ)を目指して」の発想の根底にあるのは、アジアの情報流通は大きく遅れているという問題意識である。第11回IT戦略本部議事録を読むと、事務局から「アジア、北米、欧州について世界の貿易流通という側面から見ると、ほぼ均衡した関係が維持されているが、情報流通という側面から見るとアジアは大きく立ち後れており、この不均衡是正が急務だ」と問題提起されている。具体的には、「アジア地域内の次世代高速インターネット網の整備」のために、「アジアブロードバンド計画」を策定、日本が積極的に貢献する方向を模索するとしている。

基本的対応のあり方
政策1:アジア地域内の次世代高速インターネット網の整備