1980年代からマイクロソフトを率い、激動のIT業界で半ば勝利した。最近では、政府・自治体のIT政策立案を担うべく、各種会議などに参加。“玉虫色”の決着を許さず、毅然と意見を通す。IT業界がインフラ整備に邁進した時代は峠を越え、「ITを使った構造改革が重要な時代になった」とする政治家ばりの発言は、追いやられることも少なくない。だが、マイクロソフト時代の手腕を知る人たちにとっては、“歯に衣着せぬ”言動は無視できない存在だ。「今は“国を良くするゲーム”をしているだけ」と言ってはばからない。そうだとしたら壮大な「冒険ゲーム」を始めたことになる。(小寺利典(本紙編集長)●聞き手、谷畑良胤●取材/文、ミワタダシ●写真)