その他
DISソリューション SIビジネスを本格展開
2005/04/11 21:12
週刊BCN 2005年04月11日vol.1084掲載
ダイワボウ情報システムの全額出資子会社であるディーアイエスソリューション(DISソリューション、高井左千郎社長)は、システムインテグレーション(SI)を軸とした“ビジネスソリューション”の本格展開に乗り出す。4月1日付で営業部門とシステム開発部門を統括する「プロジェクト統括部」を設置。顧客ニーズに対応したシステム構築を行える布陣を敷いた。さらに、ダイワボウ情報システムをはじめとするグループ間の連携を強化。ディストリビューションを中心としたDISグループにSIという新たな事業軸が加わることになる。
「プロジェクト統括部」新設
4月1日に新設したプロジェクト統括部は、営業部門や開発部門のマネージャークラスで組織。人員は10人体制となっており、高井社長が部長を兼務する。「営業とシステム開発を横串しにした組織をつくることで、双方から出てくる顧客ニーズを集約し、さまざまな角度からソリューションを提案していく」(高井社長)としており、今年度(2006年3月期)から積極的にSI案件を獲得していく。
まずは医療関連や繊維関連など、DISグループでSI案件として獲得した実績がある分野の需要を掘り起こし、「顧客企業1社に対し、ネットワークの構築やセキュリティ関連システムの提供など、さまざまなソリューションで入り込んでいく」(高井社長)ことを掲げる。将来はハードウェアのディストリビューションで獲得したダイワボウ情報システムの顧客企業からSI案件を受注することも計画。「ダイワボウ情報システムの販売パートナーとのアライアンスを強化する」考えだ。
同社は、ダイワボウ情報システムが休眠子会社だった大阪インターネットを再編し、SI事業を展開する企業として昨年10月5日に設立された。高井社長は、ディーアイエスシステム販売(DISシステム販売)の社長も兼務している。DISグループでは、SI事業を手がけているDISシステム販売を今年度中に解消し、DISソリューションにSI事業を引き継がせる方針を明らかにしている。
高井社長は、「DISシステム販売はSIビジネスを手がける企業であるにもかかわらず、ハードやソフトのディストリビューション案件を獲得するなど、ダイワボウ情報システムとビジネスが重複したり、ハードの販売に固執するあまりSI案件を逃したケースも多かった」と話しており、「顧客に商品を届ける体制はダイワボウ情報システムで整っている。このディストリビューション力を生かし、どのようにソリューションを提供していくかがポイントとなる」と強調する。
DISソリューションとして再スタートした昨年度(05年3月期)は、「当社がソリューションを提供する会社だということを社員に意識させるなど、土台作りを徹底した」(高井社長)という。
今年度の売上目標は75億円と、DISシステム販売の昨年度実績90億円と比べ減少する見通しにあるものの、経常利益は2億円とDISシステム販売の同1億5000万円に対し増加を見込んでいる。「今後は利益の向上を徹底する」(高井社長)としており、07年度(08年3月期)には売上高85億円、経常利益5億円を目指す。
ダイワボウ情報システムの全額出資子会社であるディーアイエスソリューション(DISソリューション、高井左千郎社長)は、システムインテグレーション(SI)を軸とした“ビジネスソリューション”の本格展開に乗り出す。4月1日付で営業部門とシステム開発部門を統括する「プロジェクト統括部」を設置。顧客ニーズに対応したシステム構築を行える布陣を敷いた。さらに、ダイワボウ情報システムをはじめとするグループ間の連携を強化。ディストリビューションを中心としたDISグループにSIという新たな事業軸が加わることになる。
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