「韓国は行政の電子化で世界のトップクラスにある」といわれて久しい。ところが実際に現地に行くと、これといって最先端の技術や斬新なシステムが発見できるわけではない。なるほど韓国はADSLの高速インターネットで先駆け「インターネット先進国」と称されたが、統計によると現在は日本が逆転した。光ケーブルの普及率は日本の方がはるかに勝っている。にもかかわらず、韓国に対する世界的な評価が高いのはなぜなのか、日本から出向いた多くの人が首を傾げる。電子化することの基本的な考え方や市民の意識を理解して初めて「見るべきもの」が見えてくる。韓国が国をあげて取り組んでいる電子化政策の本質に迫ってみた。(佃均(ジャーナリスト)●取材/文)